23年も経つのに鳥肌が立つ。そんな試合だった。8月9日、NHKがあの試合をもう一度 スポーツ名場面で、横浜・松坂9回に登場 1998夏「横浜」対「明徳義塾」を放送したのを見た。鳥肌が立ったのは横浜がサヨナラした瞬間ではなく、松坂大輔が9回に救援登板したシーンだった。 夏の甲子園 名勝負ベスト100 (文春MOOK) 作者:矢崎良一 文藝春秋 Amazon 語り継がれるPL学園との死闘は前日。延長17回、250球も投げた松坂はさすがに投げられない。準決勝の明徳戦はチームメイトが先発、中継ぎした。試合は序盤から明徳ペース。それでも松坂は5回から投球練習を開始した。だが横浜は得点できない。それどころ…