●歌は、「行き廻り見とも飽かめや名寸隅の舟瀬の浜にしきる白波」である。 明石市魚住町 住吉神社万葉歌碑(笠金村) ●歌碑は、明石市魚住町 住吉神社にある。 万葉歌碑解説案内板 住吉神社社殿 ●歌をみていこう。 ◆徃廻 雖見将飽八 名寸隅乃 船瀬之濱尓 四寸流思良名美 (笠金村 巻六 九三七) ≪書き下し≫行き廻(めぐ)り見とも飽かめや名寸隅(なきすみ)の舟瀬(ふなせ)の浜にしきる白波 (訳)行きつ戻りつして、いくら見ても見飽きることがあろうか。名寸隅の舟着き場の浜に次々とうち寄せるこの白波は。(伊藤 博 著 「万葉集 二」 角川ソフィア文庫より) (注)ゆきめぐる【行き廻る・行き巡る】自動詞:…