isbn:4042750028
神秘の扉を目の前にして最後の試験に失敗し、奇跡の剣を手にすることができなかったパウロ。ふたたびその剣を手にするために残された唯一の道は、「星の道」と呼ばれる巡礼路を旅して、自分でその剣を見つけることだった。師ペトラスに導かれて、ピレネー山脈からサンチャゴへと続くスペインの巡礼の道を歩くパウロに様々な試練が課せられる。が、それは人生の道標を見つけるための偉大な旅であった・・・・。自らの体験を下に描かれた、スピリチュアリティに満ちたパウロのデビュー作。
角川文庫版カバー惹句より。
【連続投稿1105日目】 「船は港にいるとき最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない。」 by パウロ・コエーリョ ja.wikipedia.org 「星の巡礼」などで有名なブラジルの作家です。 船の目的は、言うまでもなく水上で人や物資を運ぶために作られたもの。港にとどまっている間は、その目的を達したことにはなりません。目的を達成するための手段にすぎません。 以前コンサルタントから言われたことがあります。「物事が混乱した時、糸を一本ぬけ」ようは、目的は何か。原点に立ち返って考えてみろ。そうすれば絡まった糸もほどけてくるように、問題の本質が見えてくるぞ。という意味でした。 冒頭は、作家ら…