『風の神送れよ』(熊谷 千世子/小峰書店) 地域に伝わる伝統行事にやる気のない子が 駆り出され責任ある立場になって変貌する。 子どもたちが協力し合い共に成長する話だ。 いかにも出題者が好みそうな要素を含むが、 読書感想文コンクールで高学年課題図書に なっちまったんで回避されるかもしれんな。 中堅校から準難関校レベルまでの物語文に 慣らすには丁度よさそうな作品ではあるが。 俺のブックレビュー簡易版は以下の通りだ。 長野県南部の集落で400年にわたり受け継がれてきた子どもだけの神事が描かれています。主人公は地域で唯一の6年生男子。伝承を信じる気になれず、任された大役を重荷にしか感じていなかった彼が…