無軌道な若者たちの蛮行をドライに描いた映画『狂熱の果て』(1961)。テレビ『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ウルトラマンエース』(1972)、『恐怖劇場アンバランス/仮面の墓場』(1973)などの名匠・山際永三監督のデビュー作である。長らく行方不明だったが、2018 年に国立映画アーカイブでネガが発見されたという。
【現場の想い出 (2)】
【企画・準備段階 (2)】
女子高生の主人公(星輝美)は若い男女のグループ・六本木族に入り、ジャズ奏者(藤木孝)と出会って惹かれた。そしてメンバーみなで葉山の別荘へ行くが、老女をひき殺してしまう。グループのリーダー(松原緑郎)は、ジャズ奏者に罪をなすりつけた。