かつて存在した映画会社。
1947年 東宝の制作子会社として発足。間もなく東宝の労働争議により袂を分かち、後楽園スタヂアムの関連会社として独立の映画制作・配給会社となり、文芸作品を多く発表。
大蔵貢が社長に迎えられて以降、「エログロ」路線に転換。当初は興行収支も改善したが、大蔵のワンマン体質が放漫経営に繋がり、業績は急激に悪化。再び東宝の傘下に入り、大蔵は追放された。
1961年に再建策も空しく倒産。倒産後、TBS、フジテレビの資本参加を得て、テレビ映画製作会社、国際放映に改組した。テレビ番組のVTR撮りが主流になった現在、東京都世田谷区砧の撮影所跡は賃貸テレビスタジオ・東京メディアシティ(TMC)として活用されている。