久々に幻想的なファンタジーに閉じ込められてしまった。 「1999年の夏休み」1988年日本 監督 金子修介/脚本 岸田理生/原作 萩尾望都「トーマの心臓」 出演/宮島依里 大寶智子 中野みゆき 水原里絵(現・深津絵里) こんな映画があったのか。知らなかった。不覚である。 こちらのサイトでもすでに書いているように、私は萩尾望都のファンである。 そして「トーマの心臓」は萩尾作品のなかでいちばん好きだ。これは私のバイブルだった。すなわち、毎晩かならず読めるように枕元に「トーマの心臓」が置いてある、という意味で。そして本当に毎晩読んでいた。 ゆえに、この映画のなかのセリフには聞き覚えのあるものが散りば…