dameo の友人、A子さんが時実新子のお弟子さんだった、という、ささいなご縁で読んだ本。玉岡かおるの作品は「お家さん」を読んだだけです。この育ちや個性のちがいがハッキリしている二人がン十時間?対談して文学論や人生論をぶつけ合った。あるページでのやりとりはほとんど喧嘩腰でヒートアップしているが、ま、作家だから仕方ない。但し、年令は時実サンのほうが27歳も年長で、本書出版の3年後、78歳で亡くなった。 時実さんの功績は何と言っても川柳を「格上げ」したことでせう。いままで俳句より格下の文芸と目されてきた川柳をグレードアップし、かつファンを広げた。現在では愛好者の数では俳句と並ぶのではと思います。 …