時間長者 じかんちょうじゃ 自由に投じられる時間が膨大にある人のこと。定年退職などで収入減になるシニア世代は6万時間を自由に使えると、ベストセラー「定年後」の著者、楠木新さんは計算する。お金をなくても、真水時間を賢く投じることで、多くの時間による成果と過程の恵み(時恵)を得られるはず。生かさない手はない。 楠本新著「定年後」は時間長者の座右の書
生活時間方程式 せいかつじかんほうていしき 総務省の社会生活基本調査に従い、1日24時間の使い方を「必要」「義務」「自由」の3つに大きく分類し、生活時間の傾向を表した関係式。 24時間=1次活動時間+2次活動時間+3次活動時間 睡眠や食事など生理的に必要な時間が「1次活動時間」、仕事や家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い時間が「2次活動時間」、これら以外で自由に使える時間が「3次活動時間」。仕事などの義務時間を増やせば、睡眠時間や自由時間を削らざるを得なくなる。
時恵 じけい 真水時間が生みだす時の恵み、価値のこと。成果としてだけでなく、過程としても得られる。女優オードリー・ヘップバーンは、年齢で差別する世の風潮を批判し、時間過程の恵みとしての美しさがあることを説いた。恵の人の時間は、周りの人を幸福にする。 め組の纏(まとい)は時の恵みの象徴?=東京・消防博物館