盛夏を迎えると、京都市内の各寺院で暁天講座が開かれる。 早朝涼しい時にお参りして、高僧や知識人の法話・訓話を聞くことができる。 各宗派の本山や有名寺院が多い中で、このお寺の講座は少し変わっていた。有名寺院ではなく、新洞仏教会の主催である (この地区の寺院密集度は恐らく日本一だろうということを以前のブログにも書いた)。 さらに訓話の内容も高僧のありがたーい法話ではなく、「街角の地蔵祠を観光する」と題して、若い大学の先生が話してくれた。 他の暁天講座では終了後お粥などを接待してくれるところもあるが、 ここでいただいたのはアンパンと牛乳パックであった。地域のお寺さんが観光に頼らず、力を合わせて活動し…