調べてみたら、藤澤修平の小説は 1973年(昭和48年)「暗殺の年輪」で 直木賞を受賞したことを知った。ますます「蝉しぐれ」に続いて 「暗殺の年輪」が読みたくなった。しかし、 昼間はヤボ用で時間を取られて入り、 4日後に本土を縦断する台風の大きさを 考えたら、家の藤棚の補強や、車庫の 日避けの帆布をたくし上げる作業など 大切な作業に追われていました。 それゆえ、ゆっくりしたい時間が 有りませんでした。夕食を済ませて、やっと落ち着いたので、 ネット図書館で深夜に読み始めたところで す。彼の得意とする人物描写のタッチは、その 人物のアクションと内面からにじみ出る 感情表現が、ち密に表現されているの…