せよ、と言われたこと以外しなければ、あらゆることが億劫になっていく。自分を教育することや楽しませることにも怠けて、終日、どこにも針が振れずにいる“みなぎる”ということがまるでない毎日は、平穏と引き換えに一切の刺激を失う。 「このまま外に出なければ、服なんていらないな」と一瞬よぎる。実際最低限には要るのだが。でも“お洒落”をする意欲もないし、好奇の目が怖いというより他人の迷惑にならない程度のものを用意していればいいのかな、と思ったり。変わってしまったのかな?以前は好きな色、好きなテイストがあって、自分なりに努めていたのに。人になんと言われようと、着たい服を着て、アクセサリーを選んで、己だけがしか…