患者さまや利用者さまへリハビリテーションを行っている際、「そんなに力入れなくてもいいのになぁ」と思ったことはないでしょうか。 患者さまや利用者さまの多くは、ベッド上で寝返ったり起き上がる際にはベッド柵を思い切り握りこんでいたり反り返るように伸展していたり、座っているだけにも関わらずひどく姿勢は非対称性を呈して手で支持していないと今にも倒れてしまいそうです。 これらの現象を体験するのに分かり易い例をお示しします。ベッドからどちらか一側半身を出して、ぎりぎり床面に半身が着かないところで落ちないように踏ん張ってみてください。この際、難しいですがベッドから出した半身でバランスを取ってはいけません。する…