印象的なタイトル。内容のほうはそこそこ。作品全体を見るとわりとちゃんとしている(ディック比)けどかなりライブ感が作っているところがあって勢いで展開を決めて次の章でフォローして辻褄合わせているっぽい。だからキャラクターの性格や立場があまり固まっていなくて、序盤と終盤でちょっとキャラクターの性格が違っているような気もする。致命的に矛盾して破綻してるというわけではないんだけどねえ。特にP213-215で唐突に挿入されるアダムズの電話パート。邪推かもしれないけどこのパートこそ勢いで書くだけ書いてあとで帳尻を合わせようとして苦労したんじゃないかなと思う。ただ、18章で唐突に始まる暗殺劇は良い出来でかなり…