昔、初めて遺書を書いた。書いたといっても携帯メールの下書きに保存していた。子供の頃は日記として“消えたい”気持ちを綴っていたが、“誰か宛”の文章が入ったものはそれが初めてだと思う。当時の私はそれまでの人生至上最も混乱していて、不登校時代なんて比べものにならないくらいの落胆と焦燥の中にいた。(というか不登校の私は思いのほか余裕ぶっこいていて、周りだけが慌てていた感じだったな...。)もちろん“失敗”と思うものは自分の蒔いた種だったし、命をもって責任を取るみたいなことは考えていなくて、その時の状況からとにかく逃げたい、その一心だった。プライベートとバイト、がっつり切り分けられる問題でもなく、間違い…