感想を書きながらふと、「人間は考える葦である」とは言い得て妙だなと独り合点したm.です。 今回は『こどもの一生』の伏線の整理と、結末に関する考察を中心に書いていこうと思います。原作未読、あくまでの2022年度版を観ただけの人間の考察なので、見当違いでも悪しからず。 以下、あらすじと考察。ネタバレ注意。 あらすじ 製薬会社のパワハラ社長・三友(今井朋彦)とその秘書・柿沼(松島聡)は、孤島にある心のケアが専門のクリニックを訪れる。三友はこのクリニック独自の「MMM療法」のメソッドを盗み、類似施設を作って儲けようと考えていた。 そこに、ストレス起因の様々な症状に悩む藤堂(丸山智己)、淳子(田畑智子)…