昨年の10月末ぐらいのこと。「今年はどうする?何か欲しいものとかある?」そう夫から再三訊かれ何となく保留のままだった誕生日のプレゼント。 そのころの私は、ベル(愛犬)の介護のことで頭がいっぱいで自分の誕生日のことなどに思いを巡らせられるはずもなく、「で、何にするか決まった?」と返事の催促が来るたびに、「えーーあーー、うーーん」と生返事をしながら、心の中では、「元気になったベル」「ガンから奇跡的に回復したベル」の他、いま欲しいものなど何一つないと必死に叫んでいたように思います。 12月、月が改まり、ベルが亡くなった後は、「誕生日とクリスマスプレゼント一緒になったけど何がいい?」「どうせだし、普段…