では、何が問題なのでしょうか? 僕は、日本企業の停滞の原因は「集団による意思決定」自体の問題ではないかと考えています。 アメリカの企業というのは驚くほどトップダウンなので、トップが決めたことに本当にみんなが粛々と従います。一方、日本は基本的にボトムアップで、なおかつ合議制です。よく「出る杭は打たれる」と言いますが、日本ではみんなの合意を得ながら物事を進めていかないと、本当にフルボッコされます。 日本にもっとたくさんのトップダウンの会社があったら、おそらくもう少し元気な会社が続いていたでしょう。(松井博『なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか』KADOKAWA、2019) こんばんは。金土と…