今年の八月の末に作句を始めました。以来一か月半ほどが過ぎますが、一日一句詠むのに悶々としつつ、創作意欲が薄れるにはまだ至っていません。俳句を詠むってなかなかに面白いです。音楽やラジオを聴いたり、スマホを見たりしていた通勤の途中に、今、考えているのは、ただ俳句のことばかりです。スマホを見る時間は減りました。イヤホンに流れる音楽は思考を邪魔しない歌詞のない曲に変わりました。そして、街路樹の葉の色、空の色、雲の形、緑地帯に咲く花、川沿いの小径に生える野草の表情、こうしたものに目が向くようになりました。駅から職場まで歩く時間が少し長くかかるようになりました。 コスモスを撮る我急かす蜂と蝶 季語は「コス…