連載や著書でも繰り返し述べてきたことだが、うまく仕事を回せるときは、うまく環境にはまっているときだ。逆に言えば、相性に恵まれず、ぎくしゃくした不運な状況というのも、誰にでも起こりうる。それは個人が「優秀」かどうかなどでは、占えない、相互作用的な問題である。(勅使川原真衣『格差の”格”ってなんですか?』朝日新聞出版、2025) こんばんは。この感覚を、管理職には強くもってほしい。相互作用的な問題であるにもかかわらず、ひとりの教員がしんどい思いをさせられている場面を目にするたびにそう思います。管理職が勅使川原真衣さんの本を読んでいれば、誰がすごいか(?)、誰は使えないか(?)なんてちんけな見立てで…