ご覧いただきありがとうございます。 「砂に埋もれる犬」桐野 夏生著 読みました。 どんどん広がる日本の格差社会。 そんな社会を映し出す子供の貧困、育児放棄や虐待の負の連鎖。 育児放棄される子供の絶望感。 破滅に向かっていく少年の心理描写が具体的で、 まさに砂に埋もれる以外に道はない運命のなか、 迅速に、福祉関係、特に児童福祉関係に繋がり、 多くの大人に助けられたことが幸運だったようにも思います。 最後は希望が持てる終わり方で、この少年が今後も力強く生き、 よりよき人生を築いてほしいと願わずにいられませんでした。 砂に埋もれる犬 [ 桐野夏生 ] 砂に埋もれる犬 [ 桐野夏生 ] 【内容詳細】 …