戦争を語り継ぐ、善いことのように言うのがどうかと思う。 俗悪テレビでさえ、語り継ぐことはする。 いや、厳密に言えば語り継ぐことでそれ以上のことは語らなくてよい空気を強要しているのではないか。 語る内容は、 日本人の被害者意識の物語、 植民地、占領地の人々の物語もあったはず、これは話題にしない。 誰も、国会で日本軍が虐殺したアジアの人々への謝罪と黙祷をしようと言わない。 戦後が終わらないと思うのは、日米一体化がますます強化され、日本人がますますアジアを「弱者」に固定化し、再び天皇に替わってアジア諸国を米国という「強者」の女衒となっていることだ。 これは、私からみれば、「被害者意識」をチャラにする…