◇◆◇ ウイリアム ◇◆◇ 王都に帰還した。すぐに緊急会議の開催だ。王国にとって退魔兵団は、蔑視していながらも、重要な存在。その退魔兵団で異変が起きた。それも王国にとって、どう考えても最悪の結果だ。父上も焦るだろう。 会議の参加者は父上と宰相、王国騎士団長、それに諜報部長。私は参考人という立場。私の他にも現地に行ったアントン、イーサン、エミリー、それに七星将の二人、リソスとアセノス、さらに現地の状況に詳しいはずということでクリスティーナも出席させられている。重臣の数は多くない。現時点では事態を知る者は制限したい。こう考えていることが分かる。 会議は最初から重苦しい雰囲気になった。 「……退魔兵…