●0-3ヤクルト(19回戦) 2時間26分。映画としては少し長めの上映時間だが、つまらない映画をダラダラと観ることほど退屈なものはない。抑揚のない展開。ハラハラするシーンも、予想外のことも何ひとつ起こらず、淡々とエンドロールを迎える。今季のドラゴンズは評価の低い駄作を延々と垂れ流す、マニア向けの名画座のような趣さえある。 ただ一方で、こんな至言もある。 「どんなつまらない映画でも、よかったシーンが一個でもあれば “いい作品だった” と呼べる」 誰が言ったかは失念したが、聞いたときは「なるほど」と膝を打ったものだ。年に何十本と映画を観ていても、おもしろい作品に出会える機会はそう多くはない。多少な…