一昨年(令和4年)7月6日の京都新聞に建築会社あめりか屋が令和5年に設立100年を迎え記念誌の発行を予定している旨の記事(樺山聡記者)が載った。続報が出たのか不明だが、大阪市立中央図書館で『あめりか屋HISTORY一〇〇年の道のり』(あめりか屋、令和5年10月)を見つけて目次をコピーしてきた。 時間がなく本も禁帯出のため、とりあえず「富岡鉄斎邸と富岡益太郎ー文人画家の安息の地」だけを読んだ。鉄斎邸の施工は知っていたが、息子謙蔵と交流があった江馬務邸の施工にも携わったとあり驚いた。江馬については、『歴代風俗写真集』『歴世風俗印画集』の復刻版(日外アソシエーツ)が昨年と今年刊行されたとの記事(行司…