煬帝 上[本/雑誌] (日経文芸文庫) / 塚本青史/著価格: 715 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 後漢の世が乱れてから400年ほど経った南北朝時代の末期。北周の大司馬へと出世した楊堅は北方の異民族の血を汲む正妻の独孤伽羅(どっこから)との間に子が何人か産まれ、その内の長女、楊麗華は宣帝の皇后となり、楊堅の地位は盤石のものとなった。 後に煬帝と呼ばれることになる楊広は、楊堅の次男として生まれる。秀麗で頭脳明晰な楊広は、狂躁な性格の長男の楊勇からいじめられるも、慎み深い性格を周囲に見せ、父から信用されるように振る舞っていた。 楊麗華が嫁いだ宣帝は性格が破綻して、皇后を7人設けるなど酒色遊興…