楽美術館

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美術にあまり詳しくない日本人でも「印象派」は知っているというのをよく耳にします。 なぜ日本でこんなに印象派は人気で有名なんでしょう？ クロード・モネ『睡蓮』from wikimediacommons 印象派の作品は聖書や神話の話など小難しい知識を必要とせず綺麗な風景画や人物画だったりするので受け入れやすいということもあると思います。 そしてあまり知られてませんが重要なポイントとして「松方幸次郎」さんという人の功績が偉大でした。 今回はこの松方幸次郎さんがもたらした西洋美術の日本への功績について。 松方幸次郎さんは川崎造船所（現、川崎重工）の初代社長だった方です。 当時、第一次世界大戦真っ只中。…

令和6年3月28日、 午前は京都の大徳寺聚光院にて、利休忌に参列し、 午後は武者小路千家官休庵にて、道名（茶名）を拝受してまいりました。 京都 官休庵 うちの子は今、上が10歳、下は8歳。 コロナ前「子供がもう少し大きくなったら‥」と言っているうちに、 ここ4.5年はコロナ禍になってしまい 「もう少し世の中が落ち着いたら」とタイミングを失っていました。 そして今年の1月に恩師がご逝去・・ コロナも落ち着いてきたのでそろそろ、と11月12月にはお話ししていた矢先で、 こんな時はどうしたらよいのか、東京の事務局へご相談し たくさんの先生方のご尽力を賜り、ようやくお名前を頂いてきました。 新潟から一…

御香宮神社：参詣に訪れた日は5月18日。天明伏見義民一揆の慰霊祭の真っ最中。初めて、小堀政方の悪政と義民一揆のことを知る。小堀遠州流の茶会に参加する前に、小堀家とのご縁を感じることに。石清水八幡宮：昇殿参拝。彫刻群を堪能。信長の黄金の雨樋もきらびやかに。神仏習合からの変遷の歴史を伺い、江戸期の様子はどんなものだったのか・・もっと知りたいと思う。藤田美術館：今回は茶道具の展示は少な目。隋流斎の茶杓「紫衣」、本手斗々屋、半使茶碗など。 孤篷庵小堀遠州流茶会：海獣葡萄鑑は古いもの。伏見城内外図は関ケ原前の伏見状下の大名屋敷配置図。見ててあきない。遠州好みの風炉釜はほっそりと小降り。水指も経筒でほっそ…

ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか？ー国立西洋美術館65年目の自問｜現代美術家たちへの問いかけ ■2024年3月12日〜5月12日 美術館が自身の館蔵品と現代アーティストによる作品をコラボレーションさせる企画は特に珍しいことではありません。しかし、それと同時に自らの存在意義を徹底的に、あるいは逆説的に問い直すという試みはとても稀なことではないでしょうか。 国立西洋美術館という紛れも無い「ナショナル・ミュージアム」が65年目につぶやいてしまった苦しくも難しい「自問」を実感できるとても面白い展覧会です。 www.nmwa.go.jp 「国立の」という枠組みの中に限定すると、実は…

2016年に世界文化遺産に登録された、上野にある西美（せいび）こと国立西洋美術館。 JR上野駅の公園口から正面方向、上野公園の噴水の広場や動物園へ向かって歩くとすぐ右側にある、緑がかったグレーの長方形のコンクリートの建物が西美です。よく見ると敷地内には、ロダンの『考える人』とか『地獄の門』なんかが置いてあるのも分かります。東京のアートファンにはお馴染みですね。この西美って、ただの美術館じゃないのです。今回はその西美についての長～いお話を。 慶応元年（1865年）生まれの松方幸次郎（まつかたこうじろう）は、実業家で政治家で大金持ちでした。 日本とアメリカの大学で学び、川崎造船所などの多くの会社の…

↓2023年第3Qの振り返りはこちら notsomadnomad.hatenadiary.jp あれよあれよと言う間に2024年が来てしまった。忘れないうちに2023年第4Qにあったことをまとめておこうと思う。ちなみに「7月〜9月の振り返り」を読んで、CISTEC Associateも日本酒検定も進捗ゼロだぜ、ガハハ！となっている。Twitterとか手帳とか見返しながら書いてたら、気がつけば6000字を超えていた。長い。 10月 ・10月上旬①友達とパフェを食べた。私が頼んだパフェは「生姜はジャンジャンブル」。生姜がテーマのパフェなのに、ローズマリーの香りの良さが一番印象的だった。ローズマリー…

気が付けば１週間近くが過ぎてしまおうとしているのですが 先週末はとても緊張し、かつ、幸せな時間を過ごすことができました。 私がお稽古するお茶の流儀の代名詞にもなっているお茶室への入室をお許しいただきました。 一畳台目 実際に中に入るまではどんなに狭く感じるんだろう、と思っていたのですが いざ入ってみると想像していたのとは違って、 むしろ、（一畳ってこんなに広く感じるんだ）と思いました。 一般的なお茶室よりも、もう一つ小さな躙り口（にじりぐち・お茶室に入るための小さな入口、身を低くして頭を下げてにじって入るのでそういう名前がついています）を 体を小さくして入るとその躙り口の小ささから、ある種の開…

部局長会議等合同懇親会にでてきました。ブライトンホテルの近くに車を止めて、久しぶりに歩いてみましたが、いろいろ思い出すことがありますね。Aさんお元気かしら（年賀状でしかやりとりしておりませんが、、、ほんまにお世話になっていると毎日のように思い出します）。次回は楽美術館に行くことにしよう。 大仕事が締め切り12/20！ってどえらい話を聞いて顔面蒼白、でしたが、「まあ、どうせだめとわかっているけど、自分たちが出すことで、あそこが通りやすくなるってのはありますよね」と、某研究所長のお言葉。すごい。そんな風に思ったことなかった。大きな枠組みから考えることができる人ってこういうことなのか、と、ちょっとし…