百人一首第97番目の歌の作者は権中納言定家ごんちゅうなごんさだいえ、藤原定家です。 百人一首の選者ですね。 今回は権中納言定家について紹介します。 権中納言定家とは 生年1162年、没年1241年。 藤原俊成の次男。 藤原北家に連なる人。 最終官位は正二位・権中納言。 貴族ですね。 「百人一首」の他に、「新古今和歌集」や「新勅撰和歌集」の選者でもあります。 「新古今和歌集」は1204年に一旦出来上がりますが、その後も作業が進められ、1210年完成に全体が完成。 配流後の後鳥羽院が追加した「隠岐本」は1221年に出来上がっています。 藤原定家は後鳥羽院が敗れた承久の乱後に大きく昇進した人でした。…