沖縄本島北部の東部、天仁屋(てにや)という地区に、「嘉陽層の褶曲(かようそうのしゅうきょく)」という地形をみることができます。 場所:沖縄県名護市天仁屋 座標値:26.571157,128.116941 沖縄本島の北部と南部とでは、構成している地層の古さが異なります。北部では3億年から5000万年前につくられた地層、南部では5000万年前よりも新しい地層で、主に構成されています(下図参照)。 沖縄北部の基盤岩類でもっとも若い付加体である嘉陽帯(かようたい)は、砂岩層の構成率が比較的高い、砂岩と泥岩互層で構成されています。付加体とは、プレートがしずみこむとき、海で生まれた土や石が大陸にぶつかって…