【秀林部落】 花蓮県北部に位置する秀林郷。花蓮県最大の面積を誇る秀林郷には、有名な太魯閣(タロコ)渓谷も属します。風光明媚な太魯閣渓谷ですが、2024年4月2日の花蓮大地震の際に大きな被害を受け、同年9月1日現在も復旧工事が進められています。 秀林郷の人口のほとんどが太魯閣族という太魯閣族の故郷ともいえる場所です。 「太魯閣族は佐久間総督時代に討伐されたのではないか?」という質問をよく受けるのですが、実は、日本が台湾を統治した当初、台湾総督府は山に住む原住民に対し、日本側が土地と建物と教育を用意するので、山から平地に移住するようにと呼びかけました。これに素直に応じて平地に住むようになった太魯閣…