はじめに 自分の病気や親の痴呆をうけ、死について考えることが増えてきました。 で、とある日にブックオフに行って目に留まったのが本作。 石原氏は既に他界されていますが、本作上梓したとき、曽野氏90歳、石原氏89歳。この年齢で現役というのがすごいのですね。 これだけ死が近い年齢の人がどう考えているのが知りたく読んでみたものです。 大きく異なる二人のスタンス で、読んでみましたが、なんというか、よく対談がまとまったな、という印象でした。 というのも、まるっきり二人のスタンスが対照的なのです。 曽野氏のスタンスは、もう頑張らない、なるようにしかならない、全ては神の思し召し、夫のものもすべて処分、亡夫も…