昨夜から立ち始めた強風は、今日も日中一杯吹き荒れ、日が沈んで漸く治まる兆しが見えてきた。 木々を見ると南側へ揺れていることが多いが、北には蓼科山が鎮座しており、そちらからこれほどの風の吹くことは多くないし、実際、外へ出ても冷たさは感じない。 どうやら開けた南西方向からの風が、北の衝立に乱され・返されたものらしい。 この時季、季節を深める最も大きな要素は、言うまでもなく太陽の南中高度の増大とこれに伴う日照時間の延長、さらにそれらに牽引される気温の上昇だろうが、暖かい強風もかなりの寄与をもたらすように思う。 特にその影響を感じるのは、残んの雪と、木々の枝の様子からで、実際今回も、家の周りに唯一残っ…