一見すると、子供の教育に対して、父と母の役割の違いを魂と魄に比して説明しているように思います。これを逆に考えてみてはどうかなと妄想です。魄の役割を母が果たす。魂の役割を父が果たす。 生まれた子供は、親の理性によって育てなければ、真の徳と位を所有する子は育たないのであり、情のみで育てられた子は、成人しても親離れしない精神的幼児が出来上ることでしょう。もちろん理性で育てるといっても、理性が主で情性が従であるということです。 これをもっと具体的にいえば、生まれた子供に母親は情(愛情、人情など)を授け伝え、父親は理(合理性、無形の力、神の存在、学問など)を伝えるべきであるということになるのです。 こう…