毒性評価の指標とは? 毒性評価の指標とは、化学物質や医薬品などが生物に及ぼす有害な影響を定量的に評価するための尺度です。これらの指標を用いることで、物質の毒性の強さや種類を客観的に判断することができます。 代表的な毒性評価の指標 1. 急性毒性に関する指標 LD50(半数致死量) 単回投与で実験動物の半数を死亡させる用量。 単位はmg/kg(体重あたり)。 値が小さいほど毒性が強い。 LC50(半数致死濃度) 吸入曝露などで実験動物の半数を死亡させる濃度。 単位はmg/Lやppm。 値が小さいほど毒性が強い。 2. 反復投与毒性に関する指標 NOAEL(無毒性量) 反復投与で有害な影響が認めら…