松岡正剛氏(2024年8月12日死去 81歳) 氏は、「編集工学」を提唱、実践していた。マスコミに、時に知の巨人などと紹介されることも多かったが、これは彼の「編集工学」という発想がすぐには分かりにくかったことがあったと思われる。本人もそう呼ばれることを気に入っていたわけでもないだろう。 まず、あきれる程の膨大な読書量、その量と質、何よりもその範囲、ジャンルに於いて、彼の右に出るものはそういないだろう。 この世界のあらゆる事象はそれ以外のあらゆる事象と呼応してかかわり合って展開するというのがその考え方のベースにあった。と、そのようにとらえようとする自分 ー 我もそこにかかわる。 講習先(諏訪湖畔…