小学生の頃、近所の空き地の水たまりには、カエル、オタマジャクシのほか、アメンボ、ミズスマシ、タイコウチのような虫のほか、両脇の櫛の様なヒレをひらひらさせて泳ぐ得体の知れない魚のような虫のような生き物がいました。 一緒に遊んでいた年上の男の子が、「これはナイキンギョいうんや」と教えてくれました。 空き地がなくなってからはそれっきりその「ナイキンギョ」を見ることはなく、正式な名前もわからないままでしたが、よほど印象的だったのでしょう、大人になってからも時々その泳ぐ姿を思い出し、アレはどういう生物だったのだろうと考えることがありました。 テレビでバージェス動物群のアノマロカリスやオパビニアが紹介され…