cygnus_odileさんがブログに和訳を連載されている『サッフォー:百の詩篇 by Bliss Carman 』がいよいよ大詰めということで、目の離せないところですが、このブリス・カーマンのサッフォー訳詩(厳密に言うと、ほとんどすべてカーマンの創作と言った方がいい)は、沓掛良彦氏も触れておられる通り、日夏耿之介が今から九十年以上前に抄訳を試みているので、今日はそれをご紹介しようと思います…が、その前にちょっと前置きをしておかなければなりません。まず沓掛良彦氏の『サッフォー 詩と生涯』についてですが、実はわたくし、この本はまだ読んでおりません。何せアマゾンの読者評がひどく不評で「『放縦』『淫…