沸騰石は、液体を加熱して沸点に到達した後の急激な沸騰(突沸)を防ぐために、予め液体中に加えておく石、または多孔質物体。ケミカルストーンともいう。 内部に多数の孔があって、ここに閉じこめられた気泡が沸騰の核になって突沸を防ぐ性質があり、かつ投入先の液体の性質を損なったり、液体によって沸騰石自体が分解されるおそれがないものであれば、基本的に材質は問われない。
沸騰石 私は最近ヴァン・ホーテンのココアを飲んでいる。美味しいし、栄養価も高いのだが、ココアの粉末は水に溶けにくい。普通はマグカップに熱湯を注いで、入念に溶かすのだろうが、せっかちな私はココア、ミルク、水、砂糖、蜂蜜を混合して、電子レンジに掛けた。たしかにココアは溶けるのだが、沸騰し、吹き出し、電子レンジのターンテーブルがココア浸しになってしまった。それを繰り返すことを2回やった。どうしたらよいか考えていたら、ふと私は中学校で勉強した化学実験の「沸騰石」を思い出した。突然の沸騰(突沸)を防ぐためフラスコに入れる軽石だ。加熱により出る泡が沸騰を均一化して突沸を防ぐ。幸い私は園芸をやっているので、…