陝西省に生息するトキ。(資料写真、西安=新華社配信) 【新華社北京5月26日】「幸運をもたらす鳥」として知られるトキはかつて、東アジアに広く分布し、中国、日本、韓国の人々に深く愛されてきた。20世紀に入ると、朝鮮半島や日本で野生のトキが相次ぎ絶滅した。1981年、中国陝西省の秦嶺山脈奥地で専門家が野生のトキ7羽を発見。長年の飼育と繁殖を経て、個体数は世界で1万羽以上まで増加し、トキの保護は「世界の絶滅危惧種保護の成功例」として知られている。 陝西省に生息するトキ。(資料写真、西安=新華社配信) 2008年と13年の2回にわたり、中国は韓国にトキを寄贈した。韓国昌寧郡にあるトキ復元センターでは、…