今日わたしたちは、東日本大震災から二年目を迎えました。被災されたあるご夫婦のお話をシェアさせてください。この話を聞いて「人の生き方は、最期にあらわれる」ということに気づかされ、心打たれました。 津波にのまれた夫 これは、福島県在住の旧友のご近所に住む夫婦のお話しです。そのご夫婦は、大地震があった後「津波が来そうだ」ということを知って、家の屋根に登って避難していました。しばらくして夫が「忘れ物をとってくる」と言い出しました。奥様はやめた方がいいと言ったけれど、夫は急いで1階に大切な物を取りにいきました。その瞬間に大津波が押し寄せたのです。奥様の方は、どうすることもできず、恐怖の中で立ち尽くし、辺…