●歌は、「霰降り遠江の吾跡川楊 刈れどもまたも生ふといふ吾跡川楊」である。 浜松市北区細江町気賀 小森橋万葉歌碑(柿本人麻呂歌集) ●歌碑は、北区細江町気賀 小森橋にある。 ●歌をみてみよう。 ◆丸雪降 遠江 吾跡川楊 雖苅 亦生云 余跡川楊 (柿本人麻呂歌集 巻七 一二九三) ≪書き下し≫霰(あられ)降(ふ)り遠江(とほつあふみ)の吾跡川楊(あとかわやなぎ) 刈れどもまたも生(お)ふといふ吾跡川楊 (訳)遠江の吾跡川の楊(やなぎ)よ。刈っても刈っても、また生い茂るという吾跡川の楊よ。(伊藤 博 著 「万葉集 二」 角川ソフィア文庫より) (注)あられふり【霰降り】[枕]:あられの降る音がかし…