あんな町、こんな店、神流町関越道・本庄児玉ICを降り山道を1時間。人口2000人の群馬県神流町へ。夏場は鮎釣りやトレイルランが人気という。また端午の節句には、名物の鯉のぼりを観に来る客で賑わうそうだが、普段は眠ったように静かな町だ。 町役場のむかいにある食堂・浦沢屋は昭和6年創業の老舗。自宅の居間を客席として開放していて、炬燵で暖をとることが出来る。欄間に並ぶ表彰状と、家族の成長を記録した写真が、食堂の歴史を物語っている。 甘めの味付けのラーメンを食べ終えた頃、ご主人が「これ、柚子が手に入ったから」と、柚子皮入りの揚げ菓子をサービスしてくれた。嗚呼、もう炬燵から出られない。仕事で来た事を忘れて…