超重度障害児の海くんに愛情をそそぐ家族の絆がわかる本です。 1991年、海くんはお母さんの由美さんが勤める国立病院の院内保育所で水の張ってある洗濯機に転落してしまいます。 海くんが1歳7か月の時に起こってしまった不幸な転落事故です。 もともと健常児で知的な障害もなかったので、この事故がなければすくすく育っていったことが分かっていただけに辛いです。 事故の後、海くんの心臓は30分間も停止していたため脳に酸素が送られず、脳細胞がほとんど死んでしまいます… 感情等もほとんどなく、生きているのか死んでいるのかわからないような人生が海くんのこれからの人生…のはずだったのですが、家族の愛情がひしひしと伝わ…