Vingt mille lieues sous les mers フランスの作家ジュール・ヴェルヌが1870年に発表した古典的SF冒険小説。 『グラント船長の子供たち』『神秘の島』とともに海洋三部作をなし、日本では『海底二万哩』、『海底二万海里』、『海底二万リュー』、『海底二万マイル』などと訳される。 ネモ船長やノーチラス号など、魅惑的な人物や船舶で物語の核が紡がれ、多くの亜流のSF系作品が後に登場する。
海底二万里 (創元SF文庫)
7月も残り僅かになってきています。私の住んでいる静岡県藤枝市はここ数日は強い雨☔が降ったと思うと、次の日はカンカン照り☀の蒸し暑い日が繰り返し続いています。いずれにしろ蒸し暑いのには変わりなく、インドア派の私は相も変わらず部屋🏠に入り浸りなので、ずっとエアコンを点けっぱなしにしています。また今週は夜勤になったので、昼夜逆転となり、昼間の熱い中にエアコンをつけています。そんなこんなで来月に来る電気代の請求に今から頭を抱えている訳で、特に今年は電力不足やエネルギー不足の問題も含めて、私史上最高の電気量になるのでは・・・、と侃々諤々の状態です。 ◆◆◆この記事の目次◆◆◆ はじめに ジュール・ヴェル…
今回は、過去の読書からチョイスして、推敲したものを再掲させていただきます。 新訳版「海底二万里」 ジュール・ベルヌ作の海洋冒険ロマンで、ある目的のために世界中の海を進む潜水艦でのネモ船長たちノーチラス号のクルーと、 ノーチラス号に同乗することになったアロナックス教授たちの交流と、海底での様々な冒険ドラマが描かれます。 各海洋を進む当時では(今でも?)高水準の潜水艦による海底世界一周。さまざまな海洋生物も描かれ、壮大でした。 そして様々なドラマがあった。 アロナックス教授同様に、 その海底の魚たちや光景が脳裏に甦りますね。今なら昔と違って図鑑を持っていなくても、Google画像検索でさくさく海洋…
海洋冒険SF小説で一番有名な潜水艦といえば、「海底2万マイル」に登場する潜水艦〈ノーティラス〉号ではないでしょうか。 ノーチラス号 - 『神秘の島』の挿絵より 海底2万マイルの物語 海底2万マイルの物語を要約すると、海洋生物学者のアロナックス博士が、頻発する謎の船舶襲撃事件を調査しているところ、博士の調査船も襲われてしまう。襲ったのは船首に強靭な角を備えた潜水艦〈ノーティラス〉号だった。それから、博士と助手ら3人は〈ノーティラス〉号に乗り込み、謎の経歴をもつモネ船長とともに世界を駆け巡って様々な冒険を繰り広げる、というものです。 小説「海底二万里」 元祖「海底二万里」(原題:Vingt mil…
こういう、論文が先日発表された。 note.comその前身として書かれていたツイートの時から注目していたが、こちらもまとめられている。togetter.com これに俺が注目しないわけがない。そもそもブログ内記事に「たこ」のタグをつけているところが、そうは無いだろう。m-dojo.hatenadiary.com しかし、それにしてもだ……よもや、よもやだ(煉獄さん風)まさか、デビルフィッシュが、一般性の無い言葉であったとは。 こうある。 ヴィクトル・ユーゴーの1866年の小説『海の労働者』(原題 Les Travailleurs de la Mer)に巨大なタコと水夫達の戦いが描かれており、そ…
スチームパンクとは? 起源と語源 ファッションとしてのスチームパンク 種類と特徴 スチームパンク スチームパンクカジュアル スチームパンクロリータ スチームパンクゴシック アビエイター スチームパンクパイレーツ・スカイパイレーツ スチームパンクウエスタン クロックパンク(Clockpunk) ディーゼルパンク(Dieselpunk) スチームパンクを題材とした作品 『ふしぎの海のナディア』 スチームパンクとは? スチームパンク(steampunk)とは、サイエンス・フィクションを題材としたサブジャンルの一つである。「スチームパンク」という用語は1980年代後半に「サイバーパンク」をもじって派生…
買って後悔するより 買わないで後悔するほうが 何倍もダメージが大きいと気づく 私はプレミアソフトを調べるのが好きです なので、暇があると ずっとプレミアソフトの値段を調べています そして最高に楽しいです そんな時に、 「こんなに値段が上がってるの!!」と驚くことがあります。 数百円や1000円前後で買えたのに、 値段がいつの間にか上がっていて、ビックリする。 こんな衝撃です。 そして、そんな衝撃は、 昔のゲーム機であればあるほど大きいです。 つまり、 このブログの読者層である 30代、40代の方が最も遊んでいたゲーム機です。 ですので、私と同じように 衝撃を受けてもらえると思った訳です。 そし…
突然ですが、皆さんは東京ディズニーシーに行った際、どのような楽しみ方をしていますか?? アトラクションに乗りまくるのもよし、食べ物を食べまくるのもよし、お土産を買いまくるのもよし。 いろいろな楽しみ方ができるディズニーシーですが、隠れたトリビアやストーリーがあるのはご存じでしょうか。 ストーリーを知っていればよりディズニーを楽しめること間違いなしです! 今回は、「海底二万マイル」についてご紹介します! 下記事の「センター・オブ・ジ・アース編」を一度読んでから今回の記事を読むと、非常にわかりやすくなると思います。 是非ご覧ください!omame-ryu.hatenablog.com 海底二万マイル…
今回のテーマは「少年少女小説」です。 少年少女が活躍する古き良き名作3冊をご紹介します! 目次 ❶『十五少年漂流記』ジュール・ヴェルヌ❷『秘密の花園』 フランシス・ホジソン・バーネット❸『飛ぶ教室』エーリヒ・ケストナー 十五少年漂流記 ジュール・ヴェルヌ 十五少年漂流記 posted with ヨメレバ ジュール・ヴェルヌ/椎名 誠 新潮社 2015年08月31日頃 楽天ブックス Amazon Kindle 休暇中、6週間の船旅に出かけることになった15人の少年たち。しかし、思わぬトラブルで、船は子どもたちだけを乗せて海へ…。荒れ狂う波を超え、彼らがたどり着いたのは人気のない陸地。ここは一体ど…
本題に入る前に〜世界中の投資家、ザワついてます! 本日、日本時間22時30分からは、いよいよ米消費者物価指数(CPI)=インフレ率の発表。世界中の投資家が固唾を飲み…いや、正座して、その時を待っていることでしょう。 無事にインフレ率が下がっていてくれれば、「利上げ停止間近!」とみんな大喜びで、株価バク上がり。逆に、予想を上回る数字が出ようものなら、株価大ボーラク&再び円安。さらに翌日深夜には利上げの親分パウエル議長のFOMCでの会見が控えていて、ここでタカ派(金利、まだまだバンバン上げまっせ)的発言が出ようものなら、株価は、二夜連続でナイアガラの滝がごとく美しくすべり落ちていくことでしょう。日…
youtu.beアラスカ上空に未確認飛行物体が出現し、サンディエゴ近郊で消息不明に。地元通信局の局員が宇宙服を着た宇宙人に襲われる。目撃情報を元に警察と共に捜査を進める米軍。しかし、そこに待っていたのは”姿なき訪問者”の追跡だった! ■あの名匠ビリー・ワイルダーの兄W・リー・ワイルダーの監督作品。■監督は何故かトンデモSFが好きで本作以外にも目がピンポン玉でできた「宇宙からの暗殺者」(1954)なども有名。■主演は「海底二万里」(1954)のテッド・クーパー。 www.shop-kankoku-media.com
中村哲医師の「共に生きる」哲学 - 高世仁のジャーナルな日々 珍右翼・高世仁に悪口する(2022年12/3日分) - bogus-simotukareのブログで批判した「倫理観の神髄」を見ながら民衆に分け入った中村医師 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。 バダル(復讐法)については、中村さんはこう書いている。『天、共に在り*1』より引用。 バダルとは、「目には目を、歯には歯を」で知られる報復である。危害を加える敵に対して、同様の報いを与えるもので、中世・近世日本の「仇討ち」に近い。 (略) 誰の目にも理不尽な仕打ちの場合、「仇討ち」を賞賛する。例えば、悪徳有力者が弱い者を殺(あや)め、や…
お待たせしています。 パリ旅行記 旅行編のその4です。 パリに到着してから2日目の記録です。よろしくお願いします。 前回の記事 www.sun-ahhyo.info 目次 目次 Extra Magic Time! 入園!そしてミッキー&ミニーによるお出迎え パリの「眠れる森の美女の城」へ! ファンタジーランド&アドベンチャーランドをお散歩 フロンティアランドへ トゥモローならぬディスカバリーランドへ 再びフロンティアランド、ファントムマナーへ! おまけ 【旅行記】30周年のディズニーランド・パリに行こう! おすすめ記事 Extra Magic Time! 2日目朝。 ディズニーホテル宿泊者+年…
今もっとも勢いのあるアニメ映画監督といえば『君の名は。』『天気の子』そして『すずめの戸締まり』と大ヒットを続けている新海誠で異論はないと思う。 今回はそんな新海誠監督に影響を与えてきたり、オススメしている作品をまとめたので紹介していく。SF小説と、ダメな大人が出てくる作品が多め。 ダ・ヴィンチ 2022年12月号 より ダ・ヴィンチ 2022年12月号 [雑誌] 『三体』 劉慈欣著 三体 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 中国のSF作家劉慈欣による長編小説。現代でSF小説といえば本作といっても過言ではない程有名なので、読んだことない人でもタイトルぐらい聞いたことある人は多いだろう。全5巻…
蛸のイメージの変遷を、古代神話からロマン派の空想世界の魔物を経て現代の合理的解釈と精神分析的解釈まで概観し、物に対して想像力が働く様相を明らかにしていく、関心領域の広いカイヨワならではの類を見ない思索の結晶。蛸に親しみを抱いて文化に取り込んでいる日本については特に一章を割いて別途論じているところも興味深い。近世以降では人に害を加える大蛸のイメージが強い西洋のイメージに対して、日本の蛸は「人間に好意的で、賢くて、遊女たちのお守りになり、世話好きだが、同時にいたずらで、好色で、大酒のみ」というイメージをもって親しまれている。江戸期の『本草綱目啓蒙』や昭和の特撮モノガイド『原色全怪獣怪人大百科』まで…
映画「センター・オブ・ジ・アース」 ”「そのとおりですね、叔父さん。 学者たちが知恵を絞り、巧みに再現してみせた太古の植物が、 神様の思し召しでこの巨大な温室に保存されたんです」” 書籍「地底旅行」 ジュール・ヴェルヌ 著 平岡敦 訳 映画"Journey to the Center of the Earth" 2008年 エリック・ブレヴィグ 監督 SFの父――ジュール・ヴェルヌ。 彼の有名作品といえば、「十五少年漂流記」や「海底二万里」。 読んだことはなくても、題名やあらすじを知っている方は多いと思います。 今回取り上げる作品「地底旅行」(原題の直訳は「地球の中心への旅」)も、 世に広く知…
今、ジュール・ヴェルヌの海底二万里を読んでいる。 海底二万里は1870年にフランスの作家ジュール・ヴェルヌが書いた海底冒険小説である。1870年に書かれたものだが、今でも世界の名作として読み継がれている本である。ちなみにエヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さんが監督を務めた「ふしぎの海のナディア」というアニメは、この海底二万里が原案の1つとなっている。ということはおそらく庵野秀明さんもジュール・ヴェルヌの海底二万里が好きなのだろう。 私がこの本に触れたのは小学生のときだ。当時どうやって入手したのか忘れたが、海底二万里本編を短くした児童バージョンの本を持っていた(本当の海底二万里はかなり分厚く長い小…
今月はSF(Science Fiction)の三冊を読んでみました。海底二万里のジュール ヴェルヌの今注目されている海底の世界とその美しさ、十二国記の序章としての現代社会での妖怪の出現、記憶翻訳者の2巻のうちの最初の巻でしたが、どれもSFとしての設定が良くできていること、つまり科学で明らかにされている前提からしっかりそれぞれの世界が構築されており、それぞれの物語への展開が現実社会のパラレルワールドとして魅力的でした。 10月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1400ナイス数:72記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫) 自分の考えていることや感じたことは、表現しなければ誰にもわ…
全4項目 ●代表作 ●「ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ」で語った主な映画5本 ●エッセイ・インタビュー集「物語と歩いてきた道」より5本 ●「webdoku.jp」の「作家の読書道 第95回:上橋菜穂子さん - WEB本の雑誌」より3本 「風の谷のナウシカ」より 全4項目 ●代表作 小説「守り人」シリーズ、 「鹿の王」〃、 小説&TVアニメ監修「獣の奏者(獣の奏者 エリン)」シリーズ等 小説家、作家、文化人類学者、大学講師 等で活躍する女性の上橋菜穂子が語った・影響を受けた・好きな映画。 ●「ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ」で語った主な映画5本 太陽の王子 ホルスの大冒険 高畑勲 他…宮…