レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「涙するまで、生きる」(2014)です。 1954年冬。アルジェリアがきな臭く成った頃、数年前に妻を亡くしたダリュ(ヴィゴ・モーンセン)は山間部の小学校で教師をしていた。そこにアルジェリア人殺人犯モハメドを連れた憲兵が現れ、隣町まで護送することを頼まれる。ダリュは断るのだが、頼み込まれ仕方なくモハメドと旅立ったのだった… カミュ著「客」を映画化した作品です。監督・脚本はダビド・ホールホッフェン、手堅く纏めています。映画の最大の美点は、アルジェリア山間部の厳しい風景でしょう。本当に美しいです。人が生活するには厳しい場…