カナダ・ブリティッシュコロンビア州内陸部のプリンス・ジョージは人口7万人を抱える州内最大の都市である。そこから太平洋を臨む西部の都市プリンス・ルパードへとつながるおよそ724kmのハイウェイ16号は、1960年代末から今日に至るまで多くの悲劇を生み、“Highway of Tears (涙のハイウェイ)”と呼ばれるようになった。 ハイウェイ16号沿いにはヒッチハイク禁止を呼び掛ける看板が カナダ国家警察(王立カナダ騎馬警察;RCMP)によればこのハイウェイ近郊では、女性13人が殺害され、5件の失踪事件が起きたと報告されている。だが地域住民らの訴えによれば不自然な失踪や犠牲者の数は40人を超える…