■始めに 1989年、福島県で起きた信じがたい未解決事件。 ある日、女性教員の家の便槽(トイレの下の空間)から若い男性の遺体が発見された。 この事件はあまりに不可解で、今も「都市伝説」として語り継がれている――。 ①発見された異様な遺体 ある朝、トイレが詰まり、業者が点検したところ、便槽の中に遺体がうずくまるように入っていた。 遺体の男性は20代。死亡してから数日が経過していた。 だがその体勢と侵入経路にはあまりに多くの疑問があった。 ②物理的に不可能な侵入 便槽の入り口は幅30cm、高さ40cm。大人が自力で入るには不可能に近い構造だった。 さらに、中から蓋を閉めることもできない。 だが遺体…