横溝正史原作の小説,または映画 名探偵金田一耕助シリーズの第4作目。 1938年に岡山県で実際に起こった津山事件(津山三十人殺し)をモデルにしている。 映画が3本、テレビドラマが6作品、漫画が5作品ある。 落ち武者、大量殺人、双子の老婆、狂気と異形の殺人犯など、後世のミステリー作品にも大きな影響を与えている。 劇中の台詞「たたりじゃ〜」は流行語にもなった。
誰でも一度は目にしたことがあるだろう、古典にして王道のミステリー。 何度もドラマ化や映画化もされ、さすがにアニメはないけど、孫が出てくるアニメはあったな。 金田一耕助といえば、「犬神家の一族」や「獄門島」など、骨肉の争いや血で血を洗う復讐劇など、おどろおどろしい雰囲気が特徴。 むろん「八つ墓村」もドロドロ暗~い雰囲気で幕を開けるが、なかなかどうして、爽やか青春ストーリーだったりするのである。 金田一耕助ファイル1 八つ墓村<金田一耕助ファイル> (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon 戦後。 天涯孤独の青年、寺田 辰弥(てらだ たつや)のもとに突然弁護士が現れる。なんで…
「八つ墓の仕業でしょう。 僕は呪いを受けているそうだから」 『八つ墓村』 田村正和,金内吉男,原知佐子,夏川かほる 1969 呪われた一族の 忌まわしい陰謀に 巻き込まれる 青年のお話。 ▼田村正和は金田一じゃなくて辰弥役(語り手)です! 4月3日、俳優 田村正和さんの一周忌を迎えました。東映チャンネルでは、 #田村正和 さん主演のスペシャルドラマを本日放送いたします。『#八つ墓村』原作 #横溝正史。未パッケージの貴重作です!▲4/3(日)ひる3:00~ この機会に是非ご覧ください。https://t.co/tQyZeST6Ln pic.twitter.com/HtIkQYjHtc — 東映チ…
★この記事を読むと、パズル・ミステリでおすすめの小説が3冊わかります。 ①『八つ墓村』横溝正史 昭和初期の日本を舞台にした、古びた村での連続殺人事件を描いたミステリ。戦国時代の伝説や呪われた血筋、複雑な家系が絡む事件で、探偵・金田一耕助が真相に迫ります。古典的な日本のホラーミステリ要素もあり、緻密な謎解きと独特の不気味さが魅力です。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scrip…
1977年 松竹 監督:野村芳太郎 出演:萩原健一、小川真由美、山崎努、中野良子、渥美清 鑑賞:BS松竹東急 ご存じの横溝正史原作、渥美清が金田一耕助を演じた松竹映画の空前の大ヒット作品です。「祟りじゃぁ~」のCMでも大ヒットの要因でしょうか。当時のロードショウの映画館にはなかなか入れなかった記憶があります。じっくり見るのは2回目と思いますがストーリーがちょっとややこしいですね。推理ものでありながら金田一による謎解きのくだりがかなり短縮されているのも一因かと思います。金田一が解決のために旅をするシーンがありますがどこが問題解決になっているのかがはっきりしないのも消化不良の原因でしょうか。クライ…
こんばんわ KOZOJI ICONIC MARKET+ 今日はグルッポふじとうにてKOZOJI ICONIC MARKETがあり、今回もダンチテクツとして出店してきました。今回はイベント名に”+(プラス)”がついてより多くのお店が出店しています。 www.instagram.com が、天気わるー。テントの大敵は風、なんどかテントを持っていかれそうになりながらやり過ごします。 そんな中何組かのお客さんがワークショップに参加してくださいました。やっぱり人気のこのコンテンツ。子どもたちが「あれ、やってみたいー」と思ってくれるのはなんか頼もしいですね。 材料も軽いので風に飛ばされそうになります。 集…
前回の記事で書いていた通り、横溝正史の『八つ墓村』を読んでいる。 映像化作品(映画・ドラマ)との違いに気をつけながら読んでいるのだが、原作の方が登場人物が多く、人間関係も複雑だ。さすがに犯人は同じだが(ドラマは少し違う)、主人公と犯人の関係は大きく変わっていて、そのため犯行の動機も少し異なる。その他細かい違いを言えばキリがない。 映画やドラマは決まった時間の中で物語を完結させなければならないので、なんでも原作の通りというわけにはいかないのだろうが、この改変はどうなのか。作者の横溝はどう思っていたのだろう。あまり気にしない人だったのだろうか。 ところでこの『八つ墓村』は、角川文庫に収録された最初…
映画としては2代目となる「八つ墓村」(1977)を見た。 (初代は1951年、片岡千恵蔵金田一) 八つ墓村 - Wikipedia 自分は何を隠そう、横溝の原作金田一耕助シリーズファン。 と言ってもここウン十年読んでないけど。笑 でも読んでたのは小学生時代だから、筋金自体は入っていると言っても過言ではなかろう。 映像の金田一シリーズとしては、古谷一行派で、古谷金田一はそれなりに見た。 ただ、映像化版は、好きな作品は限られていて、さほど好きという訳ではない。 八つ墓村にせよ、犬神家にせよ、別段興味を持った作品はなかったのだ。 今回見たのは、寅さん(渥美清)演じる金田一耕助がどんなものか気になって…
当時テレビで見ましたが 今じゃ絶対放送できんよね 当時観れたこと YouTubeで高画質で観れることに感謝🙏 1979年(昭和54年)10月12日、TV初放送され、関東地区では34.2%の高視聴率となったが 小賢しくコンプラだか天婦羅だかにガーガー煩い令和現在、地上波それも夜のゴールデンタイムじゃ無理だよね? 👇 『八つ墓村』【公式】 - YouTube 寅さん&満男が間接的にはわかってたけど、『北の国から』五郎&純も間接的には今頃気付いた件は放置して
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』原作者である水木しげるの生誕100年記念作品。戦後の高度経済成長の萌芽が見える昭和31年。日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族の地元の村で、龍賀家当主の葬式が行われることになった。取引先のサラリーマンである水木は、野心を抱え村に弔問に訪れた。また時を同じくして妻を探す鬼太郎の父も村に辿り着き、二人は出会った。 鬼太郎meets八つ墓村。 正確には、鬼太郎の世界を八つ墓村に持っていったというとこ? 鬼太郎自身はメインの物語には出てこないし。 ということで、タイトルは『ゲゲゲの鬼太郎 〜X○△〜』ではない。 聞くところによると、子ども向けではなく、完全大人向けというところと腐…
1977年 松竹 監督:野村芳太郎 出演:渥美清、萩原健一、小川真由美、山崎努 観賞:BS松竹東急 久しぶりの再見となりました。かれこれもう46年も前の作品になりますが、「祟りじゃ~」というCMを強烈に覚えています。東宝が市川崑監督で「犬神家の一族」をこの前年に大ヒットさせていますが、この八つ墓村も負けず劣らずの大ヒット作品になったようです。最近横溝正史作品を見る機会があって犬神家と見比べみましたがやはり作風は大きく違いますね。事件を「祟りに見せかけた犯罪」ではなく「本当の祟り」として描いていき、主要登場人物を原作から大幅に削減して人物関係を簡略化しているようです。さらに推理物でありながら金田…
小栗旬旬さんおやすみ🌃✨チ。先に録画を見た母が拷問シーンだけは辛くて見れない、らしいので拷問シーンだけは早送りで見た。まさか、あいつの娘だった、とは、、、!!?だよね。世界遺産八つ墓村とかポムじいさんの世界観だよね、まさに。まるで巨大な怪獣の口の中に入るみたいだった。そして、なんとなく鍾乳洞って、、、色っぽくて、なんかミステリアスでエロく感じてしまう(〃艸〃)🩷
2025年に劇場版『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE』(仮)が公開されるみたいです。私の好きな小池健監督なので期待!『LUPIN THE IIIRD』シリーズ『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』の最新作なのかな。 小池健が好きなんで、2012年とかに書いた駄文の再録なんすが、『LUPIN the Third -峰不二子という女-』について何も書いてないっす。「あなたはまだ本当のルパンを知らない」ってことらしいんで、オマケで『ルパン三世 血の刻印 ~永遠のMerma…
(本作の内容および結末に深く立ち入っていますので、未読のかたはご注意ください。) 横溝正史は、長編のみならず、戦前戦後を通じて優れた中短編小説を数多く執筆した。とくに戦後は、「探偵小説」(1946年)、「黒猫亭事件」(1947年)を始めとして、パズル・ミステリの技巧の限りを尽くした名作短篇を残している。 一方、戦前はどうかといえば、昭和11年に由利麟太郎を主人公とする名探偵シリーズを始めるまでは、そもそも短編作家という印象で、長編は数えるほどしかない。その短編も、多くが落ちのある軽い掌編で、まだまだ唯一無二の個性を獲得するまでには至らなかった。本当の意味で作家として独り立ちするのは雑誌編集者を…
こんにちはこんばんは本日の映画記録は
最近読んで面白かった本。 鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折 (文春e-book) 作者:春日 太一 文藝春秋 Amazon 『羅生門』、『七人の侍』、『私は貝になりたい』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『日本沈没』、『砂の器』、『八甲田山』、『八つ墓村』の脚本を書いたレジェンドの評伝。 出てくる映画がビッグネームなので、内容はそれこそ最初から最後まで面白くないわけないのだけれど、その中でも白眉は「幻の湖」の章。 それまで「すげー、天才だ!すげー!すげー!」みたいな感想ばかりだったのが、この「幻の湖」のところで急に雲行きが怪しくなってくる。 その怪作っぷりは、あらすじを紹介…
(本書の犯人、トリック等のほか、『刺青殺人事件』、横溝正史の『本陣殺人事件』のトリックにも触れていますので、未読の方は、ご注意ください。) 『能面殺人事件』(1949年)は、高木彬光の第二長編で、第三回探偵作家クラブ長篇賞を受賞した代表作のひとつである。『宝石』誌に、書下ろしで一挙掲載されたという。 高木の初期最高作といえば、圧倒的に、処女作『刺青殺人事件』(1948年)だが[i]、クラブ賞受賞には至らなかった。何せ1948年には、坂口安吾の『不連続殺人事件』(1947-48年)が完結していた。文学畑の坂口による話題作が相手では、『刺青』でも分が悪かったようだ(もちろん『不連続』は『刺青』に優…
死仮面〔オリジナル版〕 (春陽文庫 よ 12-4) 作者:横溝正史 春陽堂書店 Amazon 「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警の磯川警部から駅前のマーケットで起きた奇妙な事件の話を聞く。殺人容疑者の女が腐乱死体で発見され、現場には石膏のデス・マスクが残されていたというのだ。やがて舞台を東京に移した「死仮面」事件の謎に、金田一耕助が挑む! 初文庫化短篇「黄金の花びら」併録。さらに著者直筆の訂正が入った草稿を写真版で特別収録した決定版!(粗筋紹介より引用) 『物語』(中部日本新聞社)1949年5月号~12月号連載。2024年9月刊行。 『死仮面』は金田一耕助ものの長編(ちょっと短め…
いっとき、横溝正史と江戸川乱歩にハマった。お二人とも独特の世界観があり惹きつけられた。大正から昭和初期の匂いがする。横溝正史作品の映画も数本観た。(犬神家の一族)の時は、イラストの女性を真似て、正月🎍に髪を結った。石坂浩二の金田一が良かった。カッコいいヒーローではないところが魅力的である。あとは加藤さんが演じる警部が面白かった。(八つ墓村)は渥美清が金田一だった。原作と映画は大分、設定が違ったがどちらも良かった。ショーケンと小川真由美が切ない。
去る2024年の5月、劇団ヘロヘロQカムパニーによる30周年記念公演「悪魔の手毬唄」が公演され、先日クラウドファンディングの返礼品として舞台のDVDが届いた。 motion-gallery.net ヘロQが横溝正史原作の金田一耕助シリーズを舞台化したのは2008年の「八つ墓村」が初で、それ以降「悪魔が来りて笛を吹く」「獄門島」「犬神家の一族」と代表作を舞台化していき、そのシリーズ第五作目として舞台化したのがこれから語る「悪魔の手毬唄」である。 ヘロQの金田一耕助シリーズを知ったのは2016年の時で、公式の通販サイトで購入した「獄門島」の公演DVDを見て、そのクオリティと原作に対するリスペクトの…
11月も映画観るぞ~!!! ↓過去記事 momonohana1129.hatenablog.com ●悪魔の手毬唄 ★4.5 金田一耕助が爽やかなんだけど抜けてて可愛い!! 着物に袴って格好いいなぁ…走りづらそうなのに、金田一はさっさか走るからすごい。 登場キャラも皆なかなかに濃い!(特に私は手毬唄のおばあちゃんが可愛くて好きだったな…) 殺人トリックも奇抜で面白かったし、何より童謡とか村に伝わる伝承に沿った殺人物けっこう好きだから、食い入るように見てしまった…。 犬神家もそうだけど、家が本家分家で分かれてる系は殺人動機持ってる人間結構いるから推理するの大変。人物相関図見ながらじゃないとわから…
1、作品の概要 『変な家』は、雨穴原作の日本映画。 2024年3月15日に公開された。 上映時間は110分。 原作は、雨穴の小説『変な家』で、YouTube動画から書籍化へと展開した。 監督は、石川淳一。 主演は間宮祥太朗。 佐藤二朗、川栄李奈が出演している。 2、あらすじ オカルトYouTubeを配信している雨穴は、友人の柳岡から買おうか悩んでいるけど、どこか変なところがあるある家の間取り図をもらう。 そこに何か奇妙なものを感じた雨穴は、知人で設計士の栗原に相談をするが、その間取りにいくつか奇妙な点が見つかる。 その間取り図の動画配信をしたあとに、心当たりがあるという宮江柚希から連絡を受けて…
今日はバイクはお休みして自転車で名古屋市内ツーリング。 行先は名古屋港湾岸エリアの倉庫街。 その前にはまずは昼飯を食べてエネルギーの補充します。 とは言っても、目的の店は港区にあるので、少し走れば海ですが(笑)
「鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」 (文芸春秋社)を読みました。 いまもっとも活躍している 映画評論家 春日太一氏が12年かけて書いた力作です。第55回大宅壮一ノンフィクション賞(2024年)も受賞しています。