前回「倒れる時は前のめり」という有川浩先生のエッセイ+小説本をすこしご紹介しました。その中で「特殊な知名度を持つ新人作家」(当時)ということで紹介されているのが加藤シゲアキ先生です。 有川先生は、加藤先生の一作目「ピンクとグレー」の段階で、彼が書ける人間だと見抜いています。その後、加藤先生は作品を書き続け、有川先生をして「彼は本物でした。」と言わしめています。 加藤先生の小説は「ピンクとグレー」「閃光スクランブル」「Burn-バーン-」「傘を持たない蟻たちは」「チュベローズで待ってる」「オルタネート」「渋谷と1と0と」と続きます。 私個人としてはオルタネートが特におもしろいです。3人の少年少女…