醍醐天皇の孫。従三位。 夢枕漠さんの「陰陽師」では、漢と書いて、男と読む。実直な武士ですが、楽器の演奏にも秀でていて、葉双(笛)を聞きに来る人もいました。言葉も、姿も殆ど見せないのですが、恋人のような感覚で、何年か後、再会したのですが、相手も容姿が衰えているから、見られたくないから、見ない方が良いと言われます。
今昔物語集や古今著聞集、江談抄などに登場しています。
『今昔物語』は平安時代末期に成立したとみられる説話集で、全31巻・1040話が納められた大著です。 しかし、だれが書いたかわからないなど謎が多い書物でもあります。 今回は『今昔物語』の話の一つで、笛の名手である源博雅が登場する「玄象琵琶為鬼被取語(玄象の琵琶、鬼の為に取らるる語」をとりあげます。 ◆この記事でわかること◆ ・『今昔物語』とは何か・「玄象の琵琶」の登場人物やあらすじ・定期テストで出題されるポイント・月岡芳年が描いた「朱雀門の月 博雅の三位」について 平安時代の文学に興味がある方は、こちらの記事もどうぞ! kiboriguma.hatenadiary.jp kiboriguma.h…